お知らせ
最終更新日:2024年9月2日
新潟県考古学会2024年度秋季シンポジウム
「越国の未発見城柵を探る-渟足柵と磐舟柵-」
開催のご案内
【趣 旨】
八幡林官衙遺跡における「沼垂城」木簡(第2号木簡)の出土により、存在の蓋然性が高まった渟足柵であるが、木簡出土から30年余年が経過してなお、その発見には至っていない。
一方、この30年余りで越後平野を中心に城柵造営期前後(概ね7世紀代)の遺跡の調査事例が増加したことで、この時期に活発な人とモノの動きが認められることが明らかになりつつある。一方で、東日本における城柵官衙研究を牽引してきた「古代城柵官衙遺跡検討会」の50周年を節目に、東北6県+新潟県の城柵官衙関連遺跡に関する調査研究成果をまとめた資料集の刊行、記念シンポジウムの開催がされ、現時点での研究到達点が示された。
このような研究の現状、気運を踏まえ、本シンポジウムでは未だ発見されていない渟足柵、磐舟柵をめぐる考古学、古代史上の研究到達点と問題点を整理する。また、城柵・官衙遺跡の調査・研究が進む地域における先進事例に学びつつ、今後の城柵探索に向けた研究課題、研究視角を明確化する場としたい。
開催日 2024年11月2日(土)
会 場 新潟市万代市民会館 6階多目的ホール(新潟市中央区東万代町9番1号)
主 催 新潟県考古学会 共 催 新潟市
日 程
○受 付 9:30~10:00 ○開 会 10:00 ○開会挨拶 10:00~10:05
○趣旨説明 10:05~10:10 (文化庁行政実務研修生 田中祐樹)
○報 告
10:10~10:50 「後・終末期古墳の動態から考える越国の城柵設置地域」(文化庁行政実務研修生 田中祐樹)
10:50~11:30 「渟足柵・磐舟柵造営前後の土器と集落」((公財)新潟県埋蔵文化財調査事業団 春日真実)
11:30~12:10 「陸奥国における支配領域の拡大と城柵―飛鳥・奈良時代前半―」(宮城県多賀城跡調査研究所 村田晃一)
休憩昼食 12:10~13:00
13:00~13:40 「文献史学から未発見城柵を考える」(新潟県立歴史博物館 浅井勝利)
13:40~14:20 「ボーリング調査から考える渟足柵」(新潟大学 卜部厚志)
休 憩 14:20~14:30
○基調講演
14:30~15:30 「古代史のなかの渟足柵と磐舟柵」(奈良大学名誉教授 坂井秀弥)
休 憩 15:30~15:40
○討 論
15:40~16:55
〇閉会挨拶
16:55~17:00
○閉 会 17:00
※発熱や咳などの風邪症状がある方は参加をご遠慮ください。
【会 費】
資料代1,000円
※会員以外の方は購入しない場合でも参加可能です。
【懇 親 会】(会員・関係者対象)
19:00~ (新潟駅前周辺を予定) ※懇親会の詳細は懇親会参加者に後日メールでご連絡します。
懇親会費5,000円前後(当日受付にてお支払いください。)
申込み
・会員以外の方は、下記にて申込みください。
入会のご案内
本会は、新潟県を中心とする考古学研究の発展と会員相互の交流・親睦をはかることを目的に、1989年4月2日に設立されました。多くの方の入会をお待ちしています。
入会する場合は、こちらからお願いします。