新潟考古(既刊案内)



【第22号】2011年3月発行 A4判 162ページ

論文/佐渡長木の「猿人文化」と長者ヶ平遺跡の「ナイフ形石器」:岡村道雄・沢田敦 和泉A遺跡における縄文時代中期初頭の土器(2):寺﨑裕助

   古墳時代前期の土器に描かれた人物画像について-旧豊栄市・葛塚遺跡出土の鳥装人物画像の再検討-:関雅之 地質から見た平安越後古図:岡本郁栄 

   春日山城千貫門内・直江郭群を中心とした遺構について:金子拓男

研究ノート/弥生時代後期の会津地域と砂山式-福島県会津地域桜町遺跡出土土器群の検討から-野田豊文 古墳早前期の器台について-越後を中心に-:水澤幸一

      木製農具「大足」について-再考-:細井佳浩


【第23号】2012年3月発行 A4判 184ページ

論文/郷名を付した官衙施設名墨書土器の予察-佐渡市下国府遺跡出土「竹田舘」墨書土器の再検討-:田中一穂 胴下半を欠く埋設土器について:古澤妥史

   下谷地遺跡の集落構造について:笹澤正史 正面ヶ原A遺跡出土の顔面付土器-製作所作から読み取る人間像-:今井哲哉

   坂戸城「中屋敷」について:金子拓男 古墳早前期の高坏について-附、加飾壺:水澤幸一

   スス・コゲからみた縄文深鍋のオキ火利用:小林正史・滝沢規朗・古澤妥史 飯綱山10号墳出土馬具の再検討-飯綱山考古博物館所蔵品を中心に-:田中祐樹

   中世の火葬土坑について-新潟県及び東北地方を中心に-:石垣義則

研究ノート/浜端洞穴研究序説:齋藤瑞穂 新潟県における木製農具「ナンバ」について-小考-:細井佳浩 燕市有馬崎遺跡出土縄文土器の再検討:寺﨑裕助

資料紹介/新潟県西蒲区天神B遺跡採集の縄文時代前期の石器:二階堂弘人・加藤学

学史/「全国高中学校考古学連盟」と新潟県の加盟校-昭和20年代の中高校生の考古学関係クラブの活動-:関雅之


【第24号】2013年3月発行 A4判 166ページ

追悼/甘粕健先生を悼む:寺﨑裕助

論文/信濃川流域における更新世末から完新世初頭の人類活動:佐藤雅一

   本州島中央部日本海側における後期旧石器時代終末から縄文時代初頭の石器製作技術:沢田敦

   新潟県における「集石遺構」研究序論-集石遺構基礎データの集成から-:岡本康則

   新潟県における縄文・弥生時代ヒスイ勾玉の一考察-縄文勾玉の形態と弥生勾玉の生産及びヒスイ産地の玉問題-:関雅之

   新潟県における中世木製人形について:佐藤俊 村上市下新保高田遺跡における中世集落形態の変遷について:田代雄介

研究ノート/古墳前期の靫に関する位置考察:水澤幸一 新潟県蒲原地方における「カンジキ」(田下駄)について:細井佳浩

      近世火葬骨蔵器の使用に関する事例報告二題:相羽重徳


【第25号】2014年3月発行 A4判 137ページ

論文/縄文時代以来のアスファルトの採取、精製、流通と利用:岡村道雄 栃倉式土器の研究課題:佐藤雅一

   土器生産と集落景観の復元に向けた一試論:小野本敦 古墳後期から古代の米蒸し調理における東・西日本の違い:小林正史

   新潟県の古代陶硯について-特に陶硯の形態分類と編年試案-:関雅之 上越家領国の越後における箱薬研堀の成立年代について:金子拓男

研究ノート/緒立八幡宮古墳について:水澤幸一

新潟県における古墳時代~古代出土農具の一様相-南魚沼市北沖東遺跡出土木製農具の再検討を中心に-:細井佳宏

資料紹介/南魚沼市万篠寺林遺跡4号住居址出土の再実測資料:寺﨑裕助


【第26号】2015年3月発行 A4判 71ページ

 論文/ヒスイ大珠の製作と石材についての問題-新潟県の縄文中期の大珠集成とその形態から-:関雅之

    村上市山元遺跡出土石器の使用痕分析-弥生時代後期土坑墓における葬送儀礼研究のための基礎データ構築:沢田敦 弥生土器の壺の使い方:小林正史

 研究ノート/新潟県の「踏み鋤」について-民具と出土例から-:細井佳浩

 書評/東北・関東前方後円墳研究会編『古墳と続縄文文化』:金田拓也


【第27号】2016年3月発行 A4判 122ページ

 論文/北林C遺跡の草創期石器群研究・補遺-隆起線文土器段階における石器群の一様相-:今井哲哉

    沖ノ原式土器の研究-万條寺林類型土器の様相と編年学的予察-:佐藤雅一

    火炎土器の産地推定 放射化法による元素分析から:西田泰民・アリ ゴーバディ・宮内信雄

 研究ノート/布目式期の土器に施文する縄文について-特に網目状撚糸文を中心として-:齊藤準 中世越後の鉄鍋について:水澤幸一

       新発田市小船渡遺跡出土の銅製菊花形皿について:佐藤俊

 調査報告/村上市滝ノ前遺跡の弥生後期の竪穴住居跡と出土土器:関雅之

 資料報告/新潟市角海浜から出土した遺物と堆積環境:岡本郁栄 新潟県岩船郡関川村の中世板碑群:小林弘


【第28号】2017年3月発行 A4判 101ページ

 論文/笹山遺跡から学ぶ:佐藤雅一 フラスコ状土坑の特性とその理解-新潟県魚沼地方と津南町上野スサキ遺跡を中心とした事例の分析-:今井哲哉

    越後平野の遺跡から検出された花粉-木本花粉と草本花粉の比率の検討-:春日真実

 研究ノート/新潟県における群集墳研究の現状と課題:田中祐樹 新潟県における木製農具「竪杵」と「くびれ臼」について:細井佳浩

 資料報告/上越市板倉区貝喰遺跡採集の細石刃核と石鏃:岡本郁栄・白井雅明 光兎山山頂で採集の中世陶器と光兎山の信仰について:齋藤準

      上越市灰塚字宮ノ脇出土の瓦について-高田城に瓦を供給した宮ノ脇瓦窯跡出土資料:高橋勉


【第29号】2018年3月発行 A4判 103ペ―ジ

 論文/新潟県新発田産黒曜石の産出と原石の動態-産地同定資料から見た板山産原石分布の諸問題-:関雅之

    新潟県における周溝をもつ建物の分類と変遷-竪穴建物との比較から-:中川晃子

    スス・コゲからみた東北地方(阿賀北以北)の弥生・古墳深鍋による炊飯方法:小林正史・滝沢規朗

    古墳時代の関越峠越えを考える-GISを利用した最適経路と祭祀遺構の分析-:小野本敦

    津南町における旧石器時代から縄文時代の遠隔地石材-津南町出土黒曜石原産地分析資料を中心として-:佐藤信之 加地荘加地領の中世遺物:水澤幸一


【第30号】2019年3月発行 A4判 114ペ―ジ

 論文/縄文時代の道とその後:岡村道雄 縄文深鍋による調理方法とサイズ間の使い分け:小林正史

    北越頸城河倉亭画『上古石器図巻』再考―東大人類学教室旧蔵資料との比較検討―:小熊博史 上越地域における後期・終末期古墳の再検討:小黒智久

    柵造営前後の外来系土器について―関東系・東北系を中心に―:田中祐樹

 資料報告/縄文土器の突起を考える―村上市春木山遺跡をはじめとした事例の紹介と意味・役割の模索―:寺﨑裕助

      新潟市西蒲区大沢遺跡採集の弥生時代後期~古墳時代初頭の遺物:二階堂弘人・加藤学 葡萄峠の明神岩・峠神と葡萄丸山古墳群の存否問題:関雅之


【第31号】2020年3月発行 A4判 162ペ―ジ

 新潟県考古学会30周年記念講演 グローバルな研究課題と各地の考古学会への期待:小野昭

                馬高式土器研究の諸問題-最近の研究からうかがえる「火焔型土器」・「王冠型土器」の範囲-」:寺﨑裕助

 論文/新潟県糸魚川地域における縄文時代の植物食生活:板垣優河 阿賀野市ツベタ遺跡の土偶-資料分析法への理解と試論-:今井哲哉

    縄文時代を中心とした堅果類を焼いて送る儀礼:岡村道雄 越後における弥生時代の鉄器化-砥石の分析から-:森貴教

    中越地域における終末期古墳の再検討:小黒智久

    湯取り炊飯法から米蒸し調理への転換過程-北陸では造り付けカマドの導入が遅れた理由-:小林正史・久保田慎二・小野本敦

 研究ノート/新潟県における縄文時代草創期遺跡研究の現状と課題:石原正敏

       古代越後出土の円形曲物容器についての概観-小~中型の構造と部位名称を中心に-:細井佳浩

       新発田市北沢窯跡から出土した水瓶の再検討-製作技法を中心に-:佐藤俊


【第32号】2021年3月発行 A4判 185ページ

 2020年度秋季シンポジウム 「新潟県の古墳時代研究の新展開-余川中道遺跡を探る-」解題にかえて:小野本敦 討論の記録

論文/信濃川流域における神子柴系石器群の消長:佐藤雅一 “五丁歩式”と火焔型土器の祖型:高橋保

   馬高式土器研究の諸問題Ⅱ-栃倉式土器を再考する-:寺﨑裕助

   遮光器土偶の波及と文化接触-阿賀野市石船戸遺跡から考える概念・定義と問題意識の整理-:今井哲哉 縄文列島人の副葬品と葬送・副葬の文化圏:岡村道雄

   酸素同位体比年輪年代法による縄文時代晩期~弥生時代中期の暦年代:荒川隆史・木村勝彦・安島祐介・中塚武

   造り付けカマドの受容が遅れる地域における湯取り法炊飯から米蒸しへの転換過程:小林正史・石垣義則・小野本敦・滝沢規朗・外山政子

 研究ノート/新潟県上越市大潟区丸山遺跡採集の木葉形尖頭器-北海道置戸山産黒曜石の検出-:加藤学・池谷信之・沢田敦

       新潟県北部の須恵器流通圏の概観:小林弘 遺跡と地形からみた刈谷田川の変遷についての試案:安藤正美

 資料報告/寺地遺跡出土丸木舟について:小池悠介 上越市吉川区の前方後円墳-新発見の仮称町田古墳から-:高橋勉


【第33号】2022年3月発行 A4判 187ページ

 2021年度シンポジウム 「遺跡から読み取る新潟県の内水面交通」について:企画担当編 舟運シンポジウムの成果と課題:鶴巻康志

             新潟県における縄文時代の丸木舟による移動・運搬:荒川隆史 遺跡の分布からみた蒲原平野の内水面復元:水澤幸一

             越後の官衙関連遺跡と水上交通:相沢央 準構造船とチキリ、そして外海と内水面交通:柴田昌児

             越後平野の内水面と近世以降の地域社会:坂井秀弥

論文/もの送りの縄文精神文化:岡村道雄 馬高式土器研究の諸問題Ⅲ-先学の五丁歩式土器に学ぶ-:寺﨑裕助

   信濃川流域における縄文時代中期集落研究の回顧と展望:佐藤雅一 保明浦遺跡における縄文・弥生時代移行期の墓域について:荒川隆史・阿部泰之

   東京国立博物館所蔵「越後国中頸城郡潟町村大字潟町小字巻出土」銅鏃の研究:小黒智久

   6~8世紀の主食調理法-ウルチ米蒸し調理と小鍋による湯取り法炊飯の組合せにみられる地域差:小林正史・妹尾裕介

   古代の篆書体墨書土器に関する一考察:田中一穂 

 研究ノート/新潟県内諸遺跡における黒曜石製細石刃石器群の産地分析報告:菅頭明日香・佐藤信之・建石徹・二宮修治

       大萱場古墳の基礎的研究1-出土品再整理報告編-:田中祐樹・高木公輔

 資料報告/角田山麓採集の両尖匕首様の小型尖頭器:二階堂弘人・加藤学

各号とも2,500円(送料別)

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